フィリピンの電力事情

実はフィリピンにも原子力発電所があります。場所は『バターン死の行進』で有名なバターン半島にあり、マニラ首都圏からほんの80Kmのところです。

造られた時代は、マルコス政権の汚職にまみれた1980年代です。本当に俺たちフィリピン人だけで、この厄介な代物を制御できるのだろうかと社会問題になり、完成はしたもののそのあと炉に火を入れられることはありませんでした

現在フィリピンでは、石炭・石油(火力)・天然ガスなどのほか地熱発電などに力を入れており、日本の協力も得てフィリピンは世界第二位の地熱発電国となりました。しかし、いまだマニラ首都圏でも電源供給は不安定であり、台風が来ると停電が続くという現状は続いています。

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

岐阜県岐阜市生まれ。専修大学経済学部卒業。大手旅行会社で勤務後、保険業界に転職。2008年より110Financial Suportマニラ支店長として赴任、現在に至る。

日本からの季節移住者やフィリピンで働く日本人に、医療保険や自動車保険、証券口座、銀行口座、VISA取得、遺体搬送、管財人業務などを通してサポート。現地赴任17年の経験をもとに、フィリピンへの移住や暮らし全般にて相談をお受けしております。