北回帰線とマニラの関係

北回帰線は『北緯23度26分22秒』のところに位置し、この線上にある都市では夏至(6月21日)に太陽が真上にきます

北回帰線上にある主な都市は、ホノルル・香港・ハバナ(キューバ)などです。マニラは北回帰線のずっと南に位置していますので、 6月21日は太陽が少し北に傾いています。

つまりマニラでは、4月末に太陽が真上にきて、6月末は少し北、7月末にまた太陽が真上にきます。

「じゃあマニラはずっと炎天下で暑いんですね?」とお思いでしょうが、フィリピンは5月末から10月まで雨季に入ります。雨季といってもスコールが少し降る程度で、ずっと雨が降り続ける日本の梅雨とはちょっと違うのですが、それでも雨が降れば日中はそれほど気温も上がりません。

例えるならば夏の暑い日に玄関先に水打ちをする感じでしょうか。7月・8月はマニラのほうが日本よりも平均気温は低いですし、 家を選ぶときも一年のうち数ヶ月は北側から日光が差し込むわけですから、南向きの部屋にこだわる必要もありません。

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

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高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

岐阜県岐阜市生まれ。専修大学経済学部卒業。大手旅行会社で勤務後、保険業界に転職。2008年より110Financial Suportマニラ支店長として赴任、現在に至る。

日本からの季節移住者やフィリピンで働く日本人に、医療保険や自動車保険、証券口座、銀行口座、VISA取得、遺体搬送、管財人業務などを通してサポート。現地赴任17年の経験をもとに、フィリピンへの移住や暮らし全般にて相談をお受けしております。