南蛮貿易(なんばんぼうえき)というと、日本と東南アジアの貿易に感じますが、ここで言う南蛮人というのはスペイン人とポルトガル人のことを指します。
特に鉄砲が種子島に伝来した1550年代からポルトガル人との貿易は盛んになり、同時にキリスト教も日本に伝わってきました。
日本の金や銀、中国(明)の生糸(シルク・絹)などが、マカオ・マニラ・マラッカ(シンガポール)を中継してたくさんヨーロッパに流れていきました。
代わりにヨーロッパから伝わったものは、カボチャ・スイカ・トウモロコシ・ジャガイモ・パン・カステラ・タバコ・地球儀・めがね・軍鶏などがあります。