フィリピンのトイレ事情

紙どころか『便座』もありません。

一部ホテルのトイレなどはありますが、田舎に行けば全くと言っていいほど見ることがありません。

少しマシなトイレは、お尻洗浄用の小さいホースシャワーなどがついていたりしますが、基本的にはバケツに汲んだ水と手桶け(現地ではタボといいます)でお尻を『手』で直接洗います。

そのため、女性がトイレから帰ってきておもむろに手の臭いをかいてたりすると、ちょっとドキッとすることがよくあります(笑)

便座がない理由は、フィリピン人は用を足すときに『空気椅子』ではなく便器の上に乗ってしまう習性があるので、どうせ壊れてしまうならはじめから取り除いておこう、という説が正しいようです。

紙がない理由は、フィリピンは配管が非常に狭いため『溶けるトイレットペーパー』を使ってもトイレを詰まらせてしまうというのが表向きの理由らしいです。しかしながら、わたしはトイレットペーパーを置いておくと家に持って帰ってしまう人が多いから、という理由のほうがしっくりくる気がします。

フィリピンに行かれる際には、空気椅子が出来るように足腰を鍛えておくことと、ウェットティッシュを持参することを忘れないでください。

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

岐阜県岐阜市生まれ。専修大学経済学部卒業。大手旅行会社で勤務後、保険業界に転職。2008年より110Financial Suportマニラ支店長として赴任、現在に至る。

日本からの季節移住者やフィリピンで働く日本人に、医療保険や自動車保険、証券口座、銀行口座、VISA取得、遺体搬送、管財人業務などを通してサポート。現地赴任17年の経験をもとに、フィリピンへの移住や暮らし全般にて相談をお受けしております。