実はフィリピンにも原子力発電所があります。場所は『バターン死の行進』で有名なバターン半島にあり、マニラ首都圏からほんの80Kmのところです。
造られた時代は、マルコス政権の汚職にまみれた1980年代です。本当に俺たちフィリピン人だけで、この厄介な代物を制御できるのだろうかと社会問題になり、完成はしたもののそのあと炉に火を入れられることはありませんでした
現在フィリピンでは、石炭・石油(火力)・天然ガスなどのほか地熱発電などに力を入れており、日本の協力も得てフィリピンは世界第二位の地熱発電国となりました。しかし、いまだマニラ首都圏でも電源供給は不安定であり、台風が来ると停電が続くという現状は続いています。