アジア開発銀行

為替の安定を図る各国の中央銀行の親分が「国際通貨基金(IMF)」だとすると、融資部門の親分は「世界銀行」ということになります。

 

こちらの国際機関はアメリカのニューヨークではなく首都のワシントンにございます。

 

ただアジア経済発展の中心となるアジア開発銀行(通称ADB)が、実は東京ではなくここフィリピンのマニラにあるのはご存じでしょうか?

 

出資比率はアメリカと日本がそれぞれ15.7%で最大、歴代総裁は全て日本人という取り決めになっているそうです。

 

先の日銀総裁であった黒田東彦氏も、こちらのアジア開発銀行に長く着任しておられました。

 

実は戦後、フィリピンがアメリカの51番目の州候補(当時は48個だったが)であったことと、ここが「アジアの雄」と呼ばれ当時の日本より発展が目覚しかったことが、その建立理由だと言われています。

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

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執筆者紹介

高橋広幸

Takahashi Hiroyuki

岐阜県岐阜市生まれ。専修大学経済学部卒業。大手旅行会社で勤務後、保険業界に転職。2008年より110Financial Suportマニラ支店長として赴任、現在に至る。

日本からの季節移住者やフィリピンで働く日本人に、医療保険や自動車保険、証券口座、銀行口座、VISA取得、遺体搬送、管財人業務などを通してサポート。現地赴任17年の経験をもとに、フィリピンへの移住や暮らし全般にて相談をお受けしております。